先祖の無念な思いがほとばしる
ある時、一緒に歩んでいた兄弟が、ふざけて
「南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経」
とお経をとなえながら、木魚をたたくふりをしていました。
それを見た私は、無性に頭にきました。
そして、悔し涙がでてきました。
「この わかぞう !!!
尊い ”南無妙法蓮華経” という言葉をバカにしたな !
こんなに一生懸命修行したのに、こんなに一生懸命信仰したのに、
誰も認めてくれなかった。。。。」
という悔しい思いが湧いてくるのです。
この思いは明らかに私の思いではありません。
私の先祖は、仏教徒です。
きっと一生懸命修行した人がいたのだと思います。
一生懸命信仰したのに、他人から認められず、死んだ人がいたのかもしれません。
あまりにも悔しい思いがこみ上げてきて、苦しくなってしまい、教会の祈祷室でお祈りしようと思いましたが、悔し涙しか出てきません。
しばらくお祈りしていたら、急に先祖が、文先生のお写真に土下座し始めました。(私が土下座しているのですが。。)
「私は苦労して信仰したのに、報われなくて それを恨んで死んだ。
でも、文先生は、私の何倍も苦労しているのに、報われなくても、全く恨んでいない。」
と言って、泣きながら土下座したのです。
その後、苦しい悔しい思いはすっかりなくなりました。
これが、私の信仰深いご先祖が、文先生に従う決意をした瞬間だったのだと思います。
→続き9
伝道した人が、離れていった。
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